「ねぇ、さくらはハルくんと付き合ってるの?」
違う。
付き合ってない。
ただの友達。
そう言葉にしても茜は信じてくれない。
ハルとこ関係をしつこく聞かれるとなんて答えればいいのか分からない。
だって茜にはわたしたちの関係は理解できないはずだから。
茜にとって体を重ねるという行為は好きな人とするから意味のあるものらしい。
それ以外は汚らわしいという考えなのだ。
そんな茜に話せるはずもない。
理解してもらえるはずがない。
理解してもらおうとも思わない。
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
読み込み中…