わたしがこうしている間に優斗は何を思ってるのかな?



家に置き去りにしてきた携帯を思い出す。

あれがあったら連絡があるかないかだけでも分かるのに。


気になったらどんどん気になってしまって、

今何してるんだろうとか、
寝てるのかなとか、
お風呂入ったかなとか、
ご飯食べたかなとか、
色んなことを考える。



考えたって今は仕方ないのに思うようにはコントロールできない。




ハルも優斗も好き。

でも信用できるのは優斗。


この2年間の支えは大きかった。

快斗先輩の時よりツラい2年間だったから。



ハル?

ハルは知らないだろうけどそれくらいハルのこと大好きだっんだよ?


もう遅いけど、あの時茜よりもハルのこと好きだったって言える自信はあるよ。






寝付けないまま、夜が開ける―――…


ハルとの終わりが近づいていく…