わたしにベッドを譲って自分はソファに寝る。
そんなハルの優しさも知ってる。
あの時どれだけわたしのことを好きでいてくれたのかも知ってる。
でも、待っててって言ったのに茜との関係を続けてたのは今思い出してもよくわからない。
その気持ちがよくわからない。
そこでどんな弁解があったとしても全然わかんない。
待っててって言ったじゃん。
そんな軽い気持ちで言うわけないじゃん。
本気でハルのこと受け止めて自分の気持ちにも整理をつけてハルの胸にとびこもうって、そう楽しみにしてたのに。
関係があったときも強引でマイペースなハルだったけどわたしにすごく優しかった。
優しかったのに…
たった一つの出来事で運命が変わってしまった。
いつかもう一度出会って、もう一度恋をしてもいつかまた信じられなくなる。
それが怖い。
信じられない気持ちが怖い。
ハル、ごめんね。
快斗先輩と向き合えたのはハルがいてくれたからだよ。
やさぐれた気持ちを包んで満たしてくれたのもハルの愛だったよ。
でもやっぱり、ハルとは元の関係には戻れない。
それはわたしの問題。
こんなに待ってくれてたのに、ごめんね。
もう待たなくていいよ。
自分の人生を生きて良いんだよ。

