秘密のカンケイ


涙も落ち着いてきたところで青いベンチに今は隣同士で腰を掛ける。


前は近くの木製ベンチに座っていたハルも当然のごとく隣に落ち着いた。



あのときは隣に座るなんて論外だったのに今は隣にいるハルの温かさが心休まる。




わたしは何も喋らない。

だってまだ涙は引っ込んでも気持ちは冷静さを欠いてる。


ハルも何も喋らない。

何も言わないのか、言えないのか分からないけど無言で真っ直ぐ前を向いて公園の物置を見ているように見える。




優斗のこと考えるとやっぱり切なくて苦しくてやっと止まった涙も溢れそうになる。



ハルと優斗とわたし、繋ぐのは茜。


茜はどこでどうしているのかさえ知らない。

親友だったはずなのに就職先さえ耳には入ってこなかった。



ハルは…

知ってるのだろうか。

茜はどうしているの?




「ハル、…茜のこと何か知ってる?」

ハルは視線をわたしにやると目を見開いて驚いた表情をしていた。



「茜のこと…何も知らないのか?」

ハルの言った言葉の真意がイマイチよくわからない。