たのし~
いつも間にやら上機嫌になってたわたしは、塚原さんにもちょっかいを出しはじめていた。
そのせいで余計に飲まされるはめになっても、楽しくてしかたない。
「っわ!」
突然誰かに肩を持たれて後ろに倒されてしまった。
離れた塚原さんの手。
強く床に打った背中。
ゴンって衝撃のはしった頭。
「った~い」
痛い頭を涙目になりながら擦る。
「飲みすぎだから」
そう聞こえてきた声に、頭や背中の痛みが吹っ飛び、ついでに酔いも少しだけどこかへ行ってしまった。
見開いた目を極度の上目遣い並みに動かしてそこに膝をついて少し呆れたように座ってる人を見上げた。
ため息をこぼすその人に胸が痛んだ。
嫌われてないよね?
そんなことを思いながらも、彼の名を呼ぶ。
「…快、斗先輩」

