わたしは本当に信じてた。
ハルの言葉と行動、全部本心なんだって。
でも違ったんだね。
ハルに、ハルの言葉に行動に上手くのせられて…ほいほい好きになりましたよ。
満足かな?
わたしは、好き。を信じられません。
ハルも、………茜も。
わたしにとってハルは暗闇から救ってくれた人でした。
先輩から解放してくれて、新たな恋にも進ませてくれた。
わたしにとって茜は親友でした。
ツラいとき傍にいてくれたけど、理由をきかず黙っててくれて本当に助かった。
でもそれって、今思えば、ただ聞けなかっただけなのかもね。
だって茜も同じ狢の人間だったから。
今からあなたたちとわたしは過去の繋がりです。
もう…、交わることはないでしょう。
でもね、ハル。
やっぱり好きだよ。
だから、やっぱり許せない。
他の誰かならまだ良かった。
相手が茜だったから…
相手のいる人とそういうことするのって、理解できないから。
もうハルの言葉を信じることができないから。
ごめんなさい。
茜の行動もどうしても理解できない。
優斗さんを思うと尚更。
理解できないし、裏切られた思いでいっぱいいっぱい。
わたし、二人を許せない。
これから先も許せないでしょう。
これから先も今日のこの日を思い出すから…もう同じ思いを思い出したくないから、
わたしは弱いから、
もう…終わり。
わたしとあなたたちはもう過去です。
-2ターン目 完-

