それでも、 わたしは先輩を求めてしまった。 先輩を望んだのはわたし。 離れられるのに離れられないのもわたし。 わたしから先輩の手を離すと終わってしまう関係だとわかっているのに。 先輩はわたしを愛してくれないとわかっているのに。 先輩は彼女のものだって…。 彼女しかみてないのだってわかってるのに。 傍にいたいと、ツラくても傍にいることを結局は選んでしまう。 先輩との関係をいかに非難されようと、罵声を浴びせられようと、自分の気持ちに正直なだけ。