また連絡しあおうって約束して奏さんの家を失礼した。
今までだったら奏さんと会うのも嫌だったはずだし快斗先輩のこと聞くのなんてもっての他だった。
だけど、奏さんに会っても嫉妬とかっていうモヤモヤしたものがなかったし、先輩との話を聞いても悲しいとかショックとかっていう気持ちがうまれなかった。
やっぱりこれは快斗先輩に会ってお互いにすっきりさせたことだったし、…ハルがいてくれたおかげなんだと思う。
奏さんとも会って、はっきりした。
はっきりしたからなんだかスッキリとした気分になる。
わたし―――――…
――――ハルが好き。
堂々と言える！
