双子ちゃんは嬉しそうに奏さんに抱きついてた。

それを羨ましいだなんて思ったのは内緒。


双子ちゃんの片方がわたしに気づいて目がばっちりあった。

かっ可愛い。


「おねえさん、だあれ?」

…かっかっかっわいい~。


「奏と快斗のお友達。ほら、挨拶して」

そう奏さんが言うともう一人もわたしを見て、シンクロした挨拶をしてくれた。



「この子たち姉の子なんだけど、ホントはお母さんが見るはずだったんだよね。でも今買い物行っててわたしが面倒みなきゃいけないの。あと30分くらいしたら帰ってくると思うからそれまでごめんね」


「いやいやいや大丈夫です」

こんな可愛い子たちと一緒なら大歓迎です。

姉の子だなんて、この家族の遺伝子はどうなってるんだろうか。

羨ましい。