彼は、完璧な人だった。 格好良くて、頭が良くて、スポーツが出来て。 会えばかならず甘い言葉を囁いてくれ、少女マンガの中でしか体験できないような「女の子の夢」をすべて叶えてくれた。 まさに夢見がちな女の子たちが描くような、理想の男の子だった。 そんな彼と、年齢イコール彼氏居ない暦のような地味女である私が付き合えたのは、奇跡としかいいようがなく。 だから、……そう、だから。 今となってはもう すべてが、納得なのだ。 .