「知ちゃん…私もう無理…
 終わろうよ~!!」


「誰が終わりにするか!
 その為に呼ばれたんじゃねぇよ!」


「知ちゃんのばかー!!」


そう、私は今知ちゃんに数学を
教えてもらっている途中。


ですが、今まで10点以上取ったこと
ない超苦手な数学だけを、よりによって
知ちゃんが担当だとは……。


「オラ!よそ見すんな!!」


と教科書で私の頭をバシッと叩いた。

「ぎゃ─!!」


知ちゃん結構力強い…


「おい、じゃあ続きすんぞ」


「はぃ…」


折角知ちゃんなのに…


「これじゃ拷問だよ~っ!!」


「うるさいっ!」