女王陛下は女神様

「姫は、なんて無防備なんだ…。」


ジェームズはそう呟いてローズを寝かせ、部屋を出た。



「ジェームズ、あの娘はどうしたんだ?」

「彼女は疲れています。
お話しをするなら、明日のほうがよいでしょう。
今は眠っています。」

「ジェームズ、お前あの娘に何をした?
そんなすぐに眠るわけがない。


分かってるだろ?
お前はこの世界では、普通じゃない。そして相手は女王だ。もし、万が一のことがあったら…。」


「大丈夫ですよ。私は彼女を気に入っている。害は与えない。」



ジェームズは、ローズの正体には触れなかった。


「そういう問題じゃないだろう。娘は知っているのか?お前が吸血…」


ドアをノックする音がして、リーズが部屋に入った。


「失礼します。
王様、ローズの様子がおかしい…。」