私たち二人は帰る道が学校を出てから逆方向だったので、正門で別れた。 帰り道、私は今日の出来事を思い返していた。 …キス… 唇と唇ではないけど… 橘くんの 口が私のおでこと首に… まだ熱い感触が残ってる…。 真夏に入ろうとしている7月の夕空は熱い恋が始まるような…そんな気がした。