その後、1時間程して3人が部屋から出て来た。 「じぃじ」 奈々ちゃんは花山さんへ抱きついた。 「奈々」 しっかりと奈々ちゃんを抱き締める花山さんを見て、真輝と昭は顔を見合わせた。 ──恐らく、『奈々ちゃんを無事に帰したければ言う通りにしろ』……そんな話しになったんだろう。── 2人はそう考えていた。