「おい、行くぞ」 リーダー格の男が痺れを切らせ言ったので、真輝は渋々牧子から離れた。 「そう言えば、今日は広瀬は一緒じゃないの?」 「あっ、昭なら外で待ってる。 じゃぁ、またね~」 牧子にそう答え、真輝、両手に食べ物が入った紙袋を2つ持って、出口へ向かった。 「お待たせしましたぁ」 昭達3人の所に戻ると、真輝は言った。 「おまえ、まだそんなに食うのかよ」 呆れ顔の昭。