H・O・L・D UP!


真輝から『牧子先輩』と呼ばれた女性が不思議そうに首を傾げて、真輝の後ろを見た。

リーダー格の男は成り行き上、笑顔で頭を下げた。

一瞬、何か言いたげにした牧子だったが、真輝の顔を見ると言うのを止めた。



「お腹すいたぁ。んーと、何にしようかなぁ」

真輝、そう言うと4〜5人前位のバーガーやポテトやドリンク類を注文し、自分のサイフをポケットから取り出した。