「お腹すいた~」



トイレから出て来ると、真輝、一言だけそう言い、スタスタとすぐ近くに見えるハンバーガー屋さん目掛けて歩き出した。

一瞬呆けたのが命取りで、男達が止めようとしても、既に真輝は目的地に着こうとしていた。

それでもめげずに、リーダー格の男は真輝の後ろに付く。