「妙なマネしてんじゃねぇーだろーな」 昭と真輝、同時に男の方を見る。 それから、真輝が言った。 「“みょうがまね”? ねぇ、昭。“みょうが”のマネってどうすんの?」 パッコーン 「っ痛~! あ、昭っ!」 昭は無言で、真輝の頭を叩いた後、その手でロッカーを指差した。 真輝、頭をさすりながら昭の顔を、ブー、っとふくれ顔して見る。