昭がそんな風に思ってるのを知ってか知らずか、真輝、昭の目の前にアイスを差し出してから。
「別に付き合って、って私が頼んだ訳じゃないから、疲れたんなら、これ以上、私に付き合わなくてもいいんだよ」
目の前のアイスクリームを、ペロペロッ、と舐めながらそのセリフを聞いてた昭……ちょっとばかり反省してるような真輝の表情を見て、クスッ、と笑う。
「バータレ。何を今更……もう15年もこの調子だと、いい加減疲れんのにも飽きるんだよ、カバ」
「『タコ』の次は『カバ』かぁ……次は何かなぁ?」
もうすっかり、いつもの調子の明るい真輝。

