「あれ? そう言えば、正靖と万里子ちゃんとユッコちゃんは?」 「ん? ああ、私だけなんかジッとしてらんなくて、先に来た」 「おまえは遠足の前日に眠れなくなる小学生と一緒かっ」 昭は苦笑いした。 「もうっ! この姿が小学生に見えますか、って言うの」 真輝は立ち止まって、腰に手を当て、胸を張って見せた。 ちょっとの間、真顔で真輝を見ていた昭は『はぁ』と小さくため息をついた。