「なぁ、こうき。うちらかえれるんかなぁ」
亜姫が不安そうに呟いた。
「だいじょうぶだよ。れいちゃんがぜったい、むかえにきてくれるから」
にっこりと笑う幸姫の顔を見て、亜姫は少し赤くなった目をこすり、そやな、と頷いた。
「うちのおとうさんかて、ぜったい、きてくれる」
そう言った時だった。
隣の部屋から大きな音が聞こえてきた。テレビで時々聞く音。亜姫はそっと幸姫の手を握った。
「な、なぁ…いまの…」
小さく震えながら、音のした方を見つめる2人。何やら話し声が聞こえる。
「…まだ…あと…」
「話が……こど……ひ…」
「1時間後にまた」
小さな声だったせいもあり、全部ははっきりと聞き取れなかった。ただ、最後に『1時間後にまた』と言ったのだけ、はっきりとわかった。聞こえてきた声に、思わず幸姫と亜姫は身を強ばらせた。
亜姫が不安そうに呟いた。
「だいじょうぶだよ。れいちゃんがぜったい、むかえにきてくれるから」
にっこりと笑う幸姫の顔を見て、亜姫は少し赤くなった目をこすり、そやな、と頷いた。
「うちのおとうさんかて、ぜったい、きてくれる」
そう言った時だった。
隣の部屋から大きな音が聞こえてきた。テレビで時々聞く音。亜姫はそっと幸姫の手を握った。
「な、なぁ…いまの…」
小さく震えながら、音のした方を見つめる2人。何やら話し声が聞こえる。
「…まだ…あと…」
「話が……こど……ひ…」
「1時間後にまた」
小さな声だったせいもあり、全部ははっきりと聞き取れなかった。ただ、最後に『1時間後にまた』と言ったのだけ、はっきりとわかった。聞こえてきた声に、思わず幸姫と亜姫は身を強ばらせた。


