流れ星に願いを 〜戦国遊戯2〜

カチカチっと携帯をいじる玲子に、幸村が声をかけてくる。

「玲子、一体どういうことなんだ?」

意味がわからず、首を傾げる幸村に、玲子は開いている方の手で幸村を制止した。

数回のコール音の後、可愛らしい声の女性が電話に出た。

『もしもし?れいちゃん?どったのー?』

陽気な声の主に、玲子は真面目な声で返す。

「ごめん、希美。休みのところ悪いんだけど」

『…どうかした?』

玲子の声に、希美は改めて聞きなおした。

「幸姫が誘拐されたの」

『な!?』

「それだけじゃないの。他にも一緒にさらわれた子が…ううん、違う。幸姫が一緒にさらわれたの」

玲子の言葉に、希美は言葉が出なかった。

「お願いがあるの。今から言う、ナンバーの車、どこにいるのかと、どこの国のものか。調べてくれない?」

『わかった』

玲子に番号を聞くと、希美はまたかけなおす、と言って、そのまま電話を切った。

「ゆっきー。ちょっといいかな」

玲子に言われて、こくんと頷いた。

「やっぱり、私達だけで幸姫たちを探さなくちゃいけないみたい」

玲子の言葉に、幸村は首を傾げた。

「やつらにも協力をしてもらうのではなかったのか?」

言われて首を横にふる。

「もしかしたら…幸姫たちを連れて行ったやつらの仲間がいるかも知れないの」

「なに!?」

警官の方につめよろうとする幸村を、慌てて玲子は止めた。

「ま、待って!違うの。彼らはたぶん、違うと思う。でも、彼らの仲間の中に、裏切り者がいるの」

玲子はそう言うと、眉を少し寄せて、警官の方を見た。