幸村が覚えていた数字を警官に伝える。
青地に白抜きの外交車輌であることもあわせて。
玲子の言葉を聞いた警官2人は、さぁっと血の気が引いたような顔をした。
その様子を見て、玲子はため息をついた。
でも、何で外交車輌が幸姫と亜姫ちゃんをさらったんだろう。
幸村に詳しく話を聞くと、幸姫の他にも1人、一緒に車に連れ込まれた子がいたらしい。
一瞬の出来事に驚いて、そして、何が起こっているのか意味がわからなかった幸村は、行動が遅れたのだ。
仕方がない。
それは、ゆっきーを責めたってしかたないもん。
ただでさえ不慣れな現代にいるんだ。
向こうとはまるっきり。何もかもが違う。
戸惑うことだって多いし、どういうことか、意味がわからないことばかりだろう。
「あの。すみません」
亜姫の父親に声をかける。少しやつれた表情で地べたに座り込んでいる。玲子に声をかけられ、少し顔を上げると、虚ろな目で玲子のほうを見た。
「なにか…?」
また目をそらす。
「外交車輌が私とあなたの娘をさらっていったようです」
玲子の言葉に、少し肩が動いた。
「そのようですね」
冷たく、そっけなく言う亜姫の父親に、玲子は眉をピクリと動かした。
「…何か心当たりでも?」
聞いてみるが返事はない。
「私は今日、娘を連れて、初めて家族旅行に来たの。父親も揃っての家族旅行はあの子にとって初めてのことなの。それを、こんなわけのわからない事件に巻き込んで…」
ぐっと唇を噛み締める。玲子の言葉に、幸村は目を大きく見開いていた。
「お願い。あの子にとっても、彼にとっても、いつまで一緒にいられるかわからないの。一緒にいられる時間をできるだけ作って、大切にしたいの。早くあの子を探し出さなくちゃいけないの!」
亜姫の父親につかみかかる。幸村がそれを制止する。
「何か知っているのなら教えて!ねぇ、お願いよ!」
青地に白抜きの外交車輌であることもあわせて。
玲子の言葉を聞いた警官2人は、さぁっと血の気が引いたような顔をした。
その様子を見て、玲子はため息をついた。
でも、何で外交車輌が幸姫と亜姫ちゃんをさらったんだろう。
幸村に詳しく話を聞くと、幸姫の他にも1人、一緒に車に連れ込まれた子がいたらしい。
一瞬の出来事に驚いて、そして、何が起こっているのか意味がわからなかった幸村は、行動が遅れたのだ。
仕方がない。
それは、ゆっきーを責めたってしかたないもん。
ただでさえ不慣れな現代にいるんだ。
向こうとはまるっきり。何もかもが違う。
戸惑うことだって多いし、どういうことか、意味がわからないことばかりだろう。
「あの。すみません」
亜姫の父親に声をかける。少しやつれた表情で地べたに座り込んでいる。玲子に声をかけられ、少し顔を上げると、虚ろな目で玲子のほうを見た。
「なにか…?」
また目をそらす。
「外交車輌が私とあなたの娘をさらっていったようです」
玲子の言葉に、少し肩が動いた。
「そのようですね」
冷たく、そっけなく言う亜姫の父親に、玲子は眉をピクリと動かした。
「…何か心当たりでも?」
聞いてみるが返事はない。
「私は今日、娘を連れて、初めて家族旅行に来たの。父親も揃っての家族旅行はあの子にとって初めてのことなの。それを、こんなわけのわからない事件に巻き込んで…」
ぐっと唇を噛み締める。玲子の言葉に、幸村は目を大きく見開いていた。
「お願い。あの子にとっても、彼にとっても、いつまで一緒にいられるかわからないの。一緒にいられる時間をできるだけ作って、大切にしたいの。早くあの子を探し出さなくちゃいけないの!」
亜姫の父親につかみかかる。幸村がそれを制止する。
「何か知っているのなら教えて!ねぇ、お願いよ!」


