流れ星に願いを 〜戦国遊戯2〜

慌てて幸姫のいた場所に走っていく。
が。
幸姫の姿はどこにもない。

「幸姫!こうき!」

どこにもいない。
あたりにいる人たちは、皆、玲子を怪訝そうな目で見る。

「玲子!幸姫は!?」

幸村が側に駆け寄ってくる。幸村も幸姫の姿を見失ったようだ。

「いない、いないの!どこにもいないの!」

泣きそうになる。
泣いている場合なんかじゃないのに。
涙が目にたまる。

「幸姫!どこにいるのぉ!」
「亜姫!どこにいる!」

玲子の声に、男の人の声が重なった。

「え?」

きょろきょろとあたりを見回してみると、1人の男性が玲子と目が合った。

「あ、あの!うちの亜姫みませんでしたか!?」

慌てた様子で男に聞かれて、玲子は首を横にふった。

「いえ…あの。うちの幸姫みませんでしたか?」

玲子の言葉に、男は首を横にふった。

「まさか…おたくも?」

「まさか…」

玲子は幸村の方を見る。幸村は何が起こったのか、よくわからない、という表情を浮かべていた。