流れ星に願いを 〜戦国遊戯2〜

玲子も少し困ったような表情でお箸を置いた。そんな2人を、幸姫は交互に顔をみやった。

「どうしたの?れいちゃんもゆきむらも。食べないとさめちゃうよ?」

幸姫が言うと、玲子は少し苦笑いをしながら、そうね、とお箸をまた、手に取った。

「ね、ゆっきー。とにかく今は、食べよう。腹が減っては戦はできぬってね」

「てねー」

玲子が言うと、幸姫も笑って続いた。その様子に、幸村の固まっていた表情が、少しずつ元に戻っていった。

「そうだな。とにかく今はまず、食事だな」

幸村はそう言うと、今度はチャーハンを食べた。

「へい、ラーメンお待ち。ご注文は以上で?」

「はい、ありがとう」

玲子が店員に向かって微笑む。一瞬、幸村の顔がむっとした表情になったが、すぐに元に戻った。

「ゆきむら、どうかしたの?」

その一瞬を見逃さなかった幸姫は、不思議そうに幸村の方を見た。幸村はどうもしないぞ?と、笑って答えた。

「どうしたの?2人とも」

そんなやり取りをさらに不思議そうに、玲子が見ていた。玲子は幸村の目の前に、どんっとラーメンを置いた。

「これは…なんだ?」

ラーメンを目の前に、幸村は難しそうな表情を浮かべている。

「これはラーメンって言う食べ物。とにかく、ま、食べてみて!」

玲子はそう言うと、小さな器にラーメンを分けると、幸姫に渡した。

「熱いから気をつけて食べるのよ?」

幸姫は、受け取った器に、一生懸命ふぅふぅと息を吹きかけて、麺を冷ました。