新幹線に乗って、幸姫はご機嫌だった。
「幸姫は…それ、ほんとに好きね」
少し苦笑いをしながら、玲子はちらりと幸姫の左手を見つめた。
「美味しいか?」
にこりと笑って幸村が聞くと、幸姫は満面の笑みを浮かべて頷いた。
「ゆきむらもたべる?」
手ににぎっているそれを、幸村の口もとに持っていく。
「では…」
幸村が、幸姫の握っていたそれを一口かじる。
「おぉ…なかなか旨いな。なんというか…酒の肴に持ってこいだな」
玲子の方を幸村が見ると、苦笑いを浮かべながら頷いていた。
「ていうか、世間一般では、酒の肴という認識されてると思うわ、それ」
「今まで食べたことのない味だ」
じっと幸姫の手元を見つめながら、幸村が言うと、にっこり笑って答えた。
「おいしいねー」
一生懸命食べるその姿に、2人の顔がふと緩んだ。
「幸姫は…それ、ほんとに好きね」
少し苦笑いをしながら、玲子はちらりと幸姫の左手を見つめた。
「美味しいか?」
にこりと笑って幸村が聞くと、幸姫は満面の笑みを浮かべて頷いた。
「ゆきむらもたべる?」
手ににぎっているそれを、幸村の口もとに持っていく。
「では…」
幸村が、幸姫の握っていたそれを一口かじる。
「おぉ…なかなか旨いな。なんというか…酒の肴に持ってこいだな」
玲子の方を幸村が見ると、苦笑いを浮かべながら頷いていた。
「ていうか、世間一般では、酒の肴という認識されてると思うわ、それ」
「今まで食べたことのない味だ」
じっと幸姫の手元を見つめながら、幸村が言うと、にっこり笑って答えた。
「おいしいねー」
一生懸命食べるその姿に、2人の顔がふと緩んだ。


