幸姫は玲子に髪を乾かしてもらいながら、幸村と玲子の二人の会話をじっと聞き入っていた。
「さくらは元気?」
「ああ、もうすっかり良くなってな。実は、近々、慶次と祝言を挙げる予定だ」
「えぇっ!?ほんとに!?」
「あぁ、本当だ。なかなかあの2人はお似合いだったぞ?」
「へぇ…そっかぁ」
「ところでそれはなんだ?」
「あぁ、これ?これはドライヤーっていって、こうして風を出して髪を乾かすの。ほら」
ふっと風があたらなくなった。
「な、なんだ!?暖かいぞ!?」
みると、玲子が幸村にドライヤーを向けて遊んでいる。なんだか楽しそうだ。
「すごいな、このようなものがこちらにはあるのか」
感心したように、幸村はまじまじとドライヤーをみた。玲子は笑いながら、また、幸姫の髪を乾かしはじめる。
「何もかもがあの頃とは違うでしょ?」
「そうだな。…あ、ならばしんかんせんとやらもあるのか?」
「もちろん」
「そうか!ぜひこの目で一度見てみたいな」
幸村の言葉に、幸姫も反応する。
「わたしもみたい!」
ばっと顔をあげたので、玲子は少し慌てる。ドライヤーを髪に向け直して乾かしながら、玲子は少し唸った。
「さくらは元気?」
「ああ、もうすっかり良くなってな。実は、近々、慶次と祝言を挙げる予定だ」
「えぇっ!?ほんとに!?」
「あぁ、本当だ。なかなかあの2人はお似合いだったぞ?」
「へぇ…そっかぁ」
「ところでそれはなんだ?」
「あぁ、これ?これはドライヤーっていって、こうして風を出して髪を乾かすの。ほら」
ふっと風があたらなくなった。
「な、なんだ!?暖かいぞ!?」
みると、玲子が幸村にドライヤーを向けて遊んでいる。なんだか楽しそうだ。
「すごいな、このようなものがこちらにはあるのか」
感心したように、幸村はまじまじとドライヤーをみた。玲子は笑いながら、また、幸姫の髪を乾かしはじめる。
「何もかもがあの頃とは違うでしょ?」
「そうだな。…あ、ならばしんかんせんとやらもあるのか?」
「もちろん」
「そうか!ぜひこの目で一度見てみたいな」
幸村の言葉に、幸姫も反応する。
「わたしもみたい!」
ばっと顔をあげたので、玲子は少し慌てる。ドライヤーを髪に向け直して乾かしながら、玲子は少し唸った。


