流れ星に願いを 〜戦国遊戯2〜

男性の足の上に座って、幸姫はぽつぽつと今までのことを話した。

玲子も幸村も、幸村は父親ではないと言っていたこと。
それにもかわらず、本当は幸村が父親だったこと。

「幸村が……そうか…」

男性は大きな手で、幸姫の頭を撫でた。

「そうか、童は幸村と玲子の。そうか…」

男性の方を見ると、とても嬉しそうな、優しい笑顔で幸姫を見ていた。

「童、名はなんと言う」

聞かれて、幸姫は首を傾げながら答えた。

「あおやぎこうきです」

「コウキ、か。良い名だ」

「!?おじいちゃん、どうしたの?」

すぅっと一筋、涙が流れた。慌てて幸姫は小さな手で涙を拭う。

「どこかいたいの?だいじょうぶ?」

心配そうな幸姫に、苦笑いを浮かべながら、男性はすまない、と答えた。

「嬉しくてな。この目で、主の姿を見ることができて、本当に、心から嬉しいと思ったのだよ」

男性の言っている意味がよくわからず、幸姫が今度は首を傾げた。