ほんの少しだけ冷たい夜風が吹く。
風に揺られて、さわさわと草が鳴く。
リーン、とまるで鈴のような虫の声も聞こえてくる。
少し歩いたところで、幸姫はすとん、と腰を下ろした。
暫く、ただぼぅっと星を眺めていた。
家のべランダからみえる星空とはまったく違うくらい、たくさんの星が見えた。
「あっ…」
流れ星が一筋。
「………」
ずっと、祈っていた。
流れ星を見つけるたびに、父親に会いたいと祈っていた。
そう、祈るために流れ星を毎晩探していた。
「ゆきむら…パパ……」
願いは、現実へと変わった。
諦めかけていた父親との再開。
なのに、少しも嬉しいと感じなかった。
そうあってほしいとまで思っていた、大好きな人が。
自分の望みどおり、父親だとわかったのに。
けれど気持ちは沈んだまま。
辛くて悲しい、と。
裏切られた気持ちでいっぱいで。
素直に受け入れることができなかった。
風に揺られて、さわさわと草が鳴く。
リーン、とまるで鈴のような虫の声も聞こえてくる。
少し歩いたところで、幸姫はすとん、と腰を下ろした。
暫く、ただぼぅっと星を眺めていた。
家のべランダからみえる星空とはまったく違うくらい、たくさんの星が見えた。
「あっ…」
流れ星が一筋。
「………」
ずっと、祈っていた。
流れ星を見つけるたびに、父親に会いたいと祈っていた。
そう、祈るために流れ星を毎晩探していた。
「ゆきむら…パパ……」
願いは、現実へと変わった。
諦めかけていた父親との再開。
なのに、少しも嬉しいと感じなかった。
そうあってほしいとまで思っていた、大好きな人が。
自分の望みどおり、父親だとわかったのに。
けれど気持ちは沈んだまま。
辛くて悲しい、と。
裏切られた気持ちでいっぱいで。
素直に受け入れることができなかった。


