少しして、リレーに参加する保護者が入場してきた。
「…………」
見たことのある顔が2名、それぞれ違う色の鉢巻きをつけていた。
驚いて目を大きく見開く幸姫に、幸村は軽く手を振ってきた。
「なんでー?」
首を傾げていると、アナウンスが入ってきた。
「それでは!どこの組が勝つかなぁ?みんな、頑張って応援してあげてねー!」
わぁっという歓声とともに、スタートの合図がぱぁんと鳴る。
出ているのは5組で、最初はみんな団子状態で列を連ねて走っていた。
必死の形相で、男性陣が走っていくも、徐々に差が出始める。
周りの声援もだんだんと熱が入りだす。
どうやら2人はアンカーのようで、出番を待っている列の最後尾に立っていた。
自分が出るわけではないが、なんだか緊張してきて、胸がドキドキしてくる。
ゆきむら、がんばって!
ぎゅっと手に力が入った。
「…………」
見たことのある顔が2名、それぞれ違う色の鉢巻きをつけていた。
驚いて目を大きく見開く幸姫に、幸村は軽く手を振ってきた。
「なんでー?」
首を傾げていると、アナウンスが入ってきた。
「それでは!どこの組が勝つかなぁ?みんな、頑張って応援してあげてねー!」
わぁっという歓声とともに、スタートの合図がぱぁんと鳴る。
出ているのは5組で、最初はみんな団子状態で列を連ねて走っていた。
必死の形相で、男性陣が走っていくも、徐々に差が出始める。
周りの声援もだんだんと熱が入りだす。
どうやら2人はアンカーのようで、出番を待っている列の最後尾に立っていた。
自分が出るわけではないが、なんだか緊張してきて、胸がドキドキしてくる。
ゆきむら、がんばって!
ぎゅっと手に力が入った。


