流れ星に願いを 〜戦国遊戯2〜

希美につれられて、幸村の元に戻った。少しだけ赤くなった目を見て、少しだけ心配そうな表情をされたが、何も言わず、お帰り、と声をかけてくれた。

「さっきの舞はなかなか良かったぞ」

幸村の言葉に、小さく笑みを浮かべる。

「ほらね?」

希美が小さく囁くと、幸姫は少しだけ照れくさそうに頷いた。


と、ちょうどその時、次の演目のアナウンスが入った。

『次は、保護者対抗リレーになります。参加されます保護者の方は…』

アナウンスを聞き、希美は慌ててそれじゃあ、と入場門の方にかけていった。

「次はなんなのだ?」

「つぎはねー、かけっこするの」

「かけっこ?」

「うん」
「ちょっとそこの2人!」

幸姫の声に被さるように、希美の声がしてきた。

「…どうした?」

それじゃあと去っていった希美だが、あまりの戻りの早さに3人とも驚いた。