お遊戯が終わり、今日の自分のでる種目はもうない。終われば、保護者の元へ戻ってもいいのだが、どうしても戻る気にはなれなかった。
「あれ?幸姫ちゃん、戻らないの?」
後ろから希美に声をかけられ、思わず俯いた。
「…さっきお遊戯がんばったんだから。きっと、褒めてくれるよ」
言われて涙が出た。
「えっ!?どうしたの?」
慌てる希美に、幸姫は頭をふった。
「だって…れいちゃん、こなかったもん。ゆきむらだって、おはなししてて、きっとみてないもん」
ぼろぼろとこぼれる涙で、あっという間に顔がグシャグシャになる。
「まさか。あの人にかぎって、幸姫ちゃんの踊り見てないなんてことは絶対にないよ」
「…ほんとに?」
希美の言葉に、少しだけ顔を上げた。
「本当に。だって、幸姫ちゃんのことが大好きなんだもん。絶対に見てるよ」
そう言うと、希美はタオルを持ってきて、幸姫の顔を拭いた。
「泣いてたら帰れないから…はい、もうこれで大丈夫」
綺麗に拭いてもらい幸姫は少しだけ目を赤くしながら笑った。
「せんせ、ありがとう」
「どういたしまして」
ほんの少しだけ、胸の中のモヤモヤが晴れた気がした。
「あれ?幸姫ちゃん、戻らないの?」
後ろから希美に声をかけられ、思わず俯いた。
「…さっきお遊戯がんばったんだから。きっと、褒めてくれるよ」
言われて涙が出た。
「えっ!?どうしたの?」
慌てる希美に、幸姫は頭をふった。
「だって…れいちゃん、こなかったもん。ゆきむらだって、おはなししてて、きっとみてないもん」
ぼろぼろとこぼれる涙で、あっという間に顔がグシャグシャになる。
「まさか。あの人にかぎって、幸姫ちゃんの踊り見てないなんてことは絶対にないよ」
「…ほんとに?」
希美の言葉に、少しだけ顔を上げた。
「本当に。だって、幸姫ちゃんのことが大好きなんだもん。絶対に見てるよ」
そう言うと、希美はタオルを持ってきて、幸姫の顔を拭いた。
「泣いてたら帰れないから…はい、もうこれで大丈夫」
綺麗に拭いてもらい幸姫は少しだけ目を赤くしながら笑った。
「せんせ、ありがとう」
「どういたしまして」
ほんの少しだけ、胸の中のモヤモヤが晴れた気がした。


