大きな拍手と歓声で、2人はまた、グラウンドを見つめた。
さっきまで踊っていた人達が、手をふりながら退場門から出ていく。
「いたっ!」
不意に幸村の幸姫を抱いていた手に力が入り、幸姫の表情が一瞬歪んだ。
「すまない!大丈夫か?」
慌てて幸村が腕をさすってきた。
「うん、だいじょうぶ」
小さく頷く幸姫の顔を、心配そうに幸村が覗き込んできた。
「だいじょうぶ」
にこっと笑って見せると、幸村は少し安心したような表情になった。
『それでは次は…』
スピーカーから演目のアナウンスが流れる。
「…いってきます」
幸姫は、幸村の腕からするりと離れて、入場門へと走っていった。
「あ、こう……」
引っ掛かりを感じながらも、幸姫の後ろ姿を見送る。
と、佐助が声をかけてきた。
「いやぁ…さっきのビックリしましたよ。お館様に…」
言いかけて、佐助は口をつぐんだ。
「…何を考えているんです?」
佐助に聞かれ、幸村はいや、と小さく呟いた。
さっきまで踊っていた人達が、手をふりながら退場門から出ていく。
「いたっ!」
不意に幸村の幸姫を抱いていた手に力が入り、幸姫の表情が一瞬歪んだ。
「すまない!大丈夫か?」
慌てて幸村が腕をさすってきた。
「うん、だいじょうぶ」
小さく頷く幸姫の顔を、心配そうに幸村が覗き込んできた。
「だいじょうぶ」
にこっと笑って見せると、幸村は少し安心したような表情になった。
『それでは次は…』
スピーカーから演目のアナウンスが流れる。
「…いってきます」
幸姫は、幸村の腕からするりと離れて、入場門へと走っていった。
「あ、こう……」
引っ掛かりを感じながらも、幸姫の後ろ姿を見送る。
と、佐助が声をかけてきた。
「いやぁ…さっきのビックリしましたよ。お館様に…」
言いかけて、佐助は口をつぐんだ。
「…何を考えているんです?」
佐助に聞かれ、幸村はいや、と小さく呟いた。


