お昼ご飯タイムも終わり、運動会午後の部が始まった。
午後の部最初の演目は、先生方によるダンスの披露だった。
その年その年に、子供たちの間で流行っている曲を踊るのだが…
「わぁ!ガオーだぁー!」
今年一番の流行りはヒーロー物で、超獣ヒーロー我王(ガオウ)という番組だった。
その狼王の格好をした、デパートの屋上なんかでよくショーをしているような人や、ほかの登場人物達と一緒に、衣装に着替えた先生達がグラウンドに出てくる。
音楽が鳴り出した瞬間、子供達が全員立ち上がり、キャアキャアと叫び出す。異様なテンションの上がりかたにほとんどの保護者は驚き、怯んだ。
「な、なんなんだ?」
例にもれず、辺りの子供たちの異様な盛り上がりに戸惑う幸村と佐助。
が、幸姫だけは、グラウンドを見ることなく、幸村に抱きついたままだった。
「…幸姫様。希美殿が出ており…ぶっ」
佐助はそういうと、グラウンドから目を背け、うずくまった。
「佐助?」
不思議そうに幸村が声をかけると、佐助は無言でグラウンドを指差した。
「どうかし……」
言いかけて言葉が止まった。
少し気になった幸姫は、少しだけ体を幸村から離し、チラリとグラウンドを見た。
午後の部最初の演目は、先生方によるダンスの披露だった。
その年その年に、子供たちの間で流行っている曲を踊るのだが…
「わぁ!ガオーだぁー!」
今年一番の流行りはヒーロー物で、超獣ヒーロー我王(ガオウ)という番組だった。
その狼王の格好をした、デパートの屋上なんかでよくショーをしているような人や、ほかの登場人物達と一緒に、衣装に着替えた先生達がグラウンドに出てくる。
音楽が鳴り出した瞬間、子供達が全員立ち上がり、キャアキャアと叫び出す。異様なテンションの上がりかたにほとんどの保護者は驚き、怯んだ。
「な、なんなんだ?」
例にもれず、辺りの子供たちの異様な盛り上がりに戸惑う幸村と佐助。
が、幸姫だけは、グラウンドを見ることなく、幸村に抱きついたままだった。
「…幸姫様。希美殿が出ており…ぶっ」
佐助はそういうと、グラウンドから目を背け、うずくまった。
「佐助?」
不思議そうに幸村が声をかけると、佐助は無言でグラウンドを指差した。
「どうかし……」
言いかけて言葉が止まった。
少し気になった幸姫は、少しだけ体を幸村から離し、チラリとグラウンドを見た。


