流れ星に願いを 〜戦国遊戯2〜

「おじいちゃん、ありがとう」

幸姫は、男性に連れられて、元来た穴の方へと向かって歩いた。

「ははは、おじいちゃん、か。わしももうそんな歳になったか」

豪快に笑う男性につられて、幸姫もくすくすと笑った。

「あ、ここでだいじょうぶ」

パタパタっと元来た穴まで走っていく。

「それじゃおじいちゃん、ばいばい」

そう言って、幸姫は男性に手を振ると、そのまま穴の中へと入っていった。


れいちゃん、ちゃんとくるっていってくれたんだもん。
うん。ぜったいにきてくれるもん。


なんだか少しだけ、おなかのあたりにあったもやもやがなくなった気がした。

茂みを抜けてまたいつもの見慣れた風景の場所に戻る。

「…はやくおうちにかえろう」

そう呟くと、少し足早に家へと向かった。