流れ星に願いを 〜戦国遊戯2〜

なんとなくうろうろと辺りを歩いていると、少し前に見かけた覚えのある茂みを見つけた。


あ…このあな。


すっと身をかがめて、茂みの穴の中をずんずんと進んでいった。どんどんと歩いて行くと、前にも一度来たことのある、広い草むらに出た。

「ここ、まえにもきたところだ」

きょろきょろとあたりを見回しているとちょうどおじいちゃんと同じくらいの年の頃の男の人が、馬に乗って向かってくるのが見えた。

「あ…」

幸村と初めて出会った時のことを思い出す。

「どうどう!」

馬から降りてきたその男性は、きょろきょろとあたりを見回しながら近づいてきた。

「…童はここで何をしている?」

聞かれて首を傾げた。

「…おさんぽ」

「ふむ…」

じっと幸姫を見つめて口を開いた。

「まるで玲子と同じようものを身につけておる」


れいちゃんのこと…しってるの?


「何やら玲子の面影があるようにも見える…わしも老いたのかもしれんな」

ふふっと笑うその男性に、幸姫は口を開いた。

「れいちゃんのおともだち?」

聞かれて男性は笑った。

「あぁ…玲子というのは、わしの友人でな。天真爛漫で、とてもまっすぐでいい子だった。突然いなくなったが…今でも大事な友人だと思っておる」

にっこりと微笑んで話すその言葉はとても難しくて、理解することはできなかったけれど、それでも、玲子のことを好きでいてくれているのだというのだけは感じ取れた。