流れ星に願いを 〜戦国遊戯2〜

結局、夕方くらいに玲子と正弘は解放された。

「…せっかくの旅行だったのに。ぜんっぜん観光できなかったじゃん!」

ぷりぷりと怒る玲子。その隣で苦笑しながらまぁまぁ、となだめる希美。

「ほんとに…なんだかすいませんでした」

申し訳なさそうに、亜姫を抱いた正弘が頭を下げてきた。

「いいえ…毛利さんのせいじゃないですから」

そう言って亜姫の頭を優しく撫でた。

「さすがに…疲れちゃったみたいですね」

「こうきはへいきだよ?」

玲子の手を引っ張ると、小さく笑って玲子が幸姫の頭を撫でた。

「ごめんね?せっかくの旅行だったのに」

そう言うと、幸姫はふるふると頭を横に振った。

「みんなでいっしょにおでかけしたからたのしかったよ?」

にっこりと笑う幸姫の笑顔を見て、ギュッと玲子は幸姫を抱きしめた。

「……ほんとに…もう」

少しだけ涙を浮かべながら、玲子もにっこりと笑った。