進まぬ声の先にある愛


例えばいつも私は

欲しい言葉なんてひとつも 

もらわなかった

君はいつも何かを言いかけては 

口をつぐんでしまって

そのくせ わかっているだろうって 

そんな顔して 私を見る

それだけで君の心が 頭の中が なんとなく

わかってしまうほどの関係になっていた

だから 気づいてしまうのも簡単だった