倫は薫への想いとキヨへの罪悪感の間を行ったり来たりしながらも、大学に行き始めた。
まだ夏休みは終わっていなかったが、実験をしに通う学生は多い。
遅めのランチを食べに大学の外に出た時だった。
「小山田さん」
突然声をかけられた。
「樫野くん・・・」
そこには制服に身を包んだ樫野が立っていた。
髪を少し切っており、相変わらずのクールな表情がそこにあった。
「少し、お話したいことがあって」
「あ・・・じゃあ、お昼一緒に食べる?」
樫野は頷いた。
倫は近くの安くておいしいランチを3時まで出しているカフェに向かった。
「もう夏休み終わったの?」
「高校生は大学生ほど夏休み多くないですから」
倫はそういえばそうだったと思った。大学の夏休みはとても長い。
「薫に・・・言ったんですか?」
「え?」
「つまり・・・好きだって・・・」
「・・・なんで?」
倫は驚いて樫野を見た。薫が樫野に言うとも思えなかった。
樫野は少し笑って言った。
「見てればわかります。今まで以上に・・・なんていうか、パワーがみなぎってる」
まだ夏休みは終わっていなかったが、実験をしに通う学生は多い。
遅めのランチを食べに大学の外に出た時だった。
「小山田さん」
突然声をかけられた。
「樫野くん・・・」
そこには制服に身を包んだ樫野が立っていた。
髪を少し切っており、相変わらずのクールな表情がそこにあった。
「少し、お話したいことがあって」
「あ・・・じゃあ、お昼一緒に食べる?」
樫野は頷いた。
倫は近くの安くておいしいランチを3時まで出しているカフェに向かった。
「もう夏休み終わったの?」
「高校生は大学生ほど夏休み多くないですから」
倫はそういえばそうだったと思った。大学の夏休みはとても長い。
「薫に・・・言ったんですか?」
「え?」
「つまり・・・好きだって・・・」
「・・・なんで?」
倫は驚いて樫野を見た。薫が樫野に言うとも思えなかった。
樫野は少し笑って言った。
「見てればわかります。今まで以上に・・・なんていうか、パワーがみなぎってる」

