薔薇の花嫁

更に魅力溢れる王となった彼のもとには、それまで以上に縁談の話が舞い込んできました。

ところが、何度縁談の話が来ても、王は命を終えるそのときまで、一度も妃を迎えることはありませんでした。


娘を妃にしたいと考える小国の王達は、口を揃えて「何故妃を迎えないのか」問いました。

すると王は、自分の指に光る薔薇の指輪に口付け、こう答えたのです。

「俺には、薔薇の花嫁が居る」と…。