「バイト先知りたいし、ぃぃでしょ?

どぉせ迎え来てもらうから、逆方向とか関係ないよ。」



サラッと言いきったけれど、そぉだった。


王子はボンボンだったっけ…




誰かから聞いた、毎日迎えのじぃやが来るって噂は、本当なのかも。




『私は見られると困るんだけどな…』


聞こえないようにボソッと言った一言にも、王子の返答は抜かりない。




「彼女のバイト先くらい、知っときたいじゃん。」








あぁーーー




こんなんじゃ、心臓保たないよぉ!!





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