「……」 綾乃ちゃんは 何も言わずにあたしの方を振り返った。 綾乃ちゃんが何かを言おうと 口を開いたとき――… 自動ドアが開き、 1人の男が病院に入って来た。 「…………ぁ!!」 彩乃ちゃんが驚いたように その男を指差した。 「…知ってる人?」 あたしは小さい声で聞く。 「…夕翔をひいた… 車に乗ってた人…!」 彩乃ちゃんの言った言葉に… あたしは驚いて その男を見た。