月の無い日は

闇さえ見えない

天使の目の底の様

そんな日は決まって

眠れない夜に支配されて

朝が恋しくなるんだ


走って逃げ出したいのに

動く度に鳴く足枷が

どうしても外せなくて僕は逃げ出せない



鍵穴は錆び付いた

それは世界の終わりを意味する