なんだか変な感じ 手を伸ばした空間には何もなくて 暑くも 寒くも無い 分かりきった感覚を 今気付いた様な顔をするのが精一杯 出来れば何も考えず ここにいたいのだけれど どうやら そういう訳にはいかないみたいだ ここには 無責任に背中を押す人間が沢山いる 自分で押したくせに 次の瞬間には もう僕の事なんて見てなくて 振り返る度に 風が雲を走らせる景色を 眺めるだけ