風が窓を鳴らす

そんな日は
空を眺めましょう


高い高い空に
足早に流れる雲に
少し切なくなって
私は何故か
あなたを思い出す


空の端からじわりじわり
赤く染まって
紫がやって来て
やがて濃紺が
闇を引き連れて来るまで


私は空を眺めましょう



今日はたくさん
風が鳴いたから




星も綺麗に見えましょう