これで救われるとおもったのが 間違いでした あなたの電話ひとつで 私は膨らんだ風船の如く ふわふわと何処までも飛んでいくのに 電話を切った途端 穴の空いた風船の様に しゅわしゅわと心は萎んで 元いた場所より 遥か下へ 生きている事にすら 嫌悪する自分がいるんです 繰り返す度に下へ下へと かといって 無くしたくは無い やっと見つけた光が 幻だと気付いた今も これは甘い罠 そして 裏切りへの償い