次の日も、奏君は元気がない。 なんでだろ? あたしも力になりたいな。 でも聞いちゃったら迷惑かな? どうしよ。 こういう時は、お兄ちゃんだ。 お兄ちゃんは頼りになる。 あたしは家に帰ってから、 早速お兄ちゃんの所へ行った。 「お兄ちゃん、 最近奏君の元気がないの。 なんでか知らない?」 お兄ちゃんは黙ったまま。 ・・・何かあるんだ。