あたしはとりあえず、 ギターを取り出した。 「あ、同じメーカーだ」 奏君、気付いてくれたんだ。 なんか、嬉しいな。 「じゃ、弾こっか?」 そう促し、奏君を見る。 「そうだね、」 奏君はそう言って、 ギターをとりだした。 まずは、チューイングだけど。