あたしを睨みはしたものの「まぁいい」と呟いた良壱。 「今日、集まりある。」 良壱の言っている集まりは、多分…夜の世界の奴らの事。 ふうん、とだけ言う。 「お前も来んだからな。」 「なんで?」 あたしは眉を寄せる。 「なんで…って。お前も関係してるから。」 何故だか低くなる良壱の声に、構えた。 「あたし、そっちの世界からは抜けたんだけど。」 「闇の蝶の連中は、喜んでたらしい。」 はぁ? あたしはまたしても、眉を寄せる。 「どうしてそこに闇の蝶が出てくるの。」