「次はどこ行くの?」 「メシ。」 単語で返ってくる。 近くのフードコートに入った。 あたしは黙って付いて行く。 只今の所持金ゼロ。 それに、お腹すいてないし。 「お前は?」 まだ眠気が覚めないなぁなんて思ってると、話をふられた。 「いらない。」 良壱の眉間に皺が寄る。 「同じものを2つ。」 店員さんに、良壱は言った。